変ろう。

2006年1月18日 日々。
 なにかしら心境の変化があったということで、
 今日も君といることができて。
 君の心変わりにとても感謝したい。

有様。

2006年1月3日 日々。
 涙腺ぶっ壊れ。

 香る金木犀。

再会道。

2005年10月6日 日々。
 雨上がり、匂い立ちこめ、
 久しぶりだね、と思わず言いたくなった。
 また会えたねと。

峠越え。

2005年9月15日 日々。
 風に吹き飛ばされて、あなたに声が届かない。

 あなたに何か言われることがおそろしくて、
 耳を塞いで逃げた。

気風。

2005年6月26日 日々。
 陽は落ちているというのに、
 生暖かいジメジメとした空気が残る。

無花果。

2005年6月21日 日々。
 努力はしている。
 少しでも、気に入らないことを受け入れられるようにと。

墜栗花。

2005年6月8日 日々。
 入梅間近。
 紫陽花ひらく。

 なかなか動かない頑固なキミと
 少しでも傍に居たくて
 虚空を視るキミの顔をボクは見つめる
 地べたに座り込んで
 月がでるのを待っている。

紀元。

2005年5月20日 日々。
 嬉しかった。
 何もかもが元どおりになったみたいで。
 だから、もうあんなのは嫌だから、貴方に嫌われないように、
 二度と同じ事を繰り返さないために。

飢え。

2005年5月19日 日々。
 終わりが見えないものだから、
 唐突に終わるかもしれないし、あと百年続くかもしれない。
 終着を知らない道にいつまでも立っていなければならないなんて、
 押しつぶされてしまいそうだ。

電波良好。

2005年5月17日 日々。
 泣いてしまうほどに嬉しくて、にやけてくる程悲しくて。
 たった一通の短い、気遣いのメールが。

月。

2005年3月27日 日々。
 変わった部分も、勿論あったけど。
 認識が変わったというより、見方が変わっただけで。
 また、改めて好きと想う。

透明人間。

2005年3月26日 日々。
 透明のエナメルが、かけらでも剥がれれば
 もう、捕まってしまったということ。

唯一。

2005年3月12日 日々。
 失ったものは戻らないというのなら、
 初めから、そんなものいらなかったと
 馬鹿なことを繰り返し考える。

対。

2005年2月28日 日々。
 ただ、身を寄せあって
 側に居ることができればいい、飢えた獣でよかったのに。

火傷。

2005年2月22日 日々。
 白い手に刻まれた
 赤の意味を知るものは、
 鉄を押しあてた者ぞ知る。

非通知。

2005年2月21日 日々。
 近いうち会おうと、約束をして。
 最後に、愛してるよ。で終わる電話は
 今生の別れのようにも聞えた。

螳螂。

2005年2月8日 日々。
 鈍くなっていると、そう思うのだ。
 涙だけなら、理由もなくふとした時に零れるというのに。
 現在も過去も先のことも思い出も
 それは意味のあることでありながら、
 色をなくしていく。

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