その人の言動で感情が形成され、心が揺れる。
 それは恋と呼べるでしょう。

星の傷跡。

2005年11月11日 一部。
 言葉が拙いからと、
 努力をしなかったのは自分。

憎き郷。

2005年11月5日 一部。
 意思の疎通など初めから絵空事で、
 在り得ないことだったんだよ。
 だから悲しむことはしないで。
 神様は在りもしない希望を私たちに与えたんだ。

栞の境、

2005年11月2日 一部。
 泣くのは痛みを減らすためで、
 逃げるのは痛みから遠ざかるため。

居候。

2005年10月26日 一部。
 好きとか、恋とか、愛だとか。
 それに当て嵌まるかは分からないけど、
 その人に対して、特別な感情を持っていて、
 それを自覚しているくせに、何か分かっていないから
 持て余し気味。

気後れの間。

2005年10月24日 一部。
 人に優しく出来ないときは、
 誰とも会いたくないときで、
 私が一番醜いとき。

 袖を掴んでも、
 肝心の言葉が出てこない。
 なんでもないと、笑って袖を離すたび
 少しずつ距離ができる。

いくつもの扉。

2005年10月21日 一部。
 始まりが見つからなくて、
 躍起になって紐を解いた。

死に場所。

2005年10月14日 一部。
 あの日のことはもう忘れようと誓った次の日。

知らぬ姿。

2005年10月13日 一部。
 結局、世界のすべてをいらないと言える君は、
 僕なんか、視界にも、思考のかけらにも入れず
 必要な、手にもてるだけのものを持って歩くのでしょう?

 それでも、片手だけ空けている君が、とても憎らしい。

 染め上げる色は橙。

振り子。

2005年10月3日 一部。
 不安定だから揺れるんじゃなくて、
 安定していて揺るぎないように見えて、
 簡単に崩れてしまうような現状から目を背けているから不安定なんだ。

犬歯。

2005年9月28日 一部。
 聞こえてくるものがすべてじゃないと言っていたのは君なのに。

語る猫。

2005年9月18日 一部。
 求めるものが間違っているのは分かっているけど、
 それでも止まることはなくて、
 術も持たない。

受身。

2005年9月16日 一部。
 あなたの言葉にいちいち真面目になるのは馬鹿みたいで。
 痛くないようにそっと流す。

届く範囲。

2005年8月31日 一部。
 ほんとうのことなんて何一つ知らないし分からない。
 たった一つであろう真実とも出会えないから、
 私はこの霞んだセカイで充分なの。

地殻変動。

2005年7月16日 一部。
 涙さえ、信じることがなくなったのはいつからだろう。

口を覆って。

2005年7月6日 一部。
 口づけを重ねることが出来なくなるとしても、
 言葉を無くしたかった。

愛しい人よ。

2005年7月5日 一部。
 意味も分からずにただ傍に居た。
 考えようとも思わなかったし、
 疑問にさえ浮かばなかった。

溶解。

2005年6月28日 一部。
 恋にも愛にも未練が持てなかったの、

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