少しだけでいい。
微かに体温を感じられるだけでいいんだ。
そこに居るという存在を確かめたくて。
抱きしめたり、手をつないだりじゃなくて。
手を重ねるだけで、少し寄りかかったりするだけで。
小指一本程でいいんだ。
それだけで、何物にも変え難い安堵を得ることができた。
微かに体温を感じられるだけでいいんだ。
そこに居るという存在を確かめたくて。
抱きしめたり、手をつないだりじゃなくて。
手を重ねるだけで、少し寄りかかったりするだけで。
小指一本程でいいんだ。
それだけで、何物にも変え難い安堵を得ることができた。
大人は嫌だと思った。
それはわたしが子供だからだろうか。
あんなものにはなりたくはないと、思うけれど。
いつか、わたしもああなるのだろうと、漠然と思う。
それはわたしが子供だからだろうか。
あんなものにはなりたくはないと、思うけれど。
いつか、わたしもああなるのだろうと、漠然と思う。
高嶺の花。
貴方は見てるだけがいい。
**
だって、少しでも近づけば、貴方は逃げてしまうでしょう?
それだけは嫌だから。
**
逃げてしまえば最後、
もう二度と傍で囀ることがないと知っているから。
貴方は見てるだけがいい。
**
だって、少しでも近づけば、貴方は逃げてしまうでしょう?
それだけは嫌だから。
**
逃げてしまえば最後、
もう二度と傍で囀ることがないと知っているから。
先に何があるか分からないから恐れがある。
石橋を叩いて渡る、なんていうのがあるけれど、本当にそうしたいくらいだ。
行動を起こすということは、何かしらの変化があるということで。
自ら、そんな場所に足を踏み入れることもなかろうと。
『動』は恐ろしい。
けれど『静』も怖い。
『無』も『有』も結局は同じ。
石橋を叩いて渡る、なんていうのがあるけれど、本当にそうしたいくらいだ。
行動を起こすということは、何かしらの変化があるということで。
自ら、そんな場所に足を踏み入れることもなかろうと。
『動』は恐ろしい。
けれど『静』も怖い。
『無』も『有』も結局は同じ。
心にあるものは一つだったから、
緩やかな風が吹いて、凪いでいた水面に、
きみが波紋を作ったんだ。
やがて消えていってしまうけど、
その不思議な揺れを僕は忘れない。
緩やかな風が吹いて、凪いでいた水面に、
きみが波紋を作ったんだ。
やがて消えていってしまうけど、
その不思議な揺れを僕は忘れない。