数式。

2004年12月26日 一部。
 ?ほんとう?ということは酷く曖昧で、
 1+1くらいしか、確かなものはない気がして。

 でもその1+1さえも時々不確かなものに思えるのだから、
 ?ほんとう?など、在り得るのだろうか。

機械仕様。

2004年12月23日 一部。
 いじらしく。

 そうやってずっと
 凛と咲いてればいい。

パンドラ。

2004年12月21日 一部。
 悲しみを押し込めて笑うことが、こんなにも難しいことだなんて。

 からっぽのころに戻りたい。
 そうすれば、きっと前みたいに仕舞い込む感情もなく笑えるだろうから。

不義理。

2004年12月21日 一部。
 分からないことを分かると言うのは簡単だけど、
 分からないことを分からないと言うのは難しい。

荷造り。

2004年12月20日 一部。
 愛しさと思い出とあとなにが必要だっけ。

 お互いが見詰め合って
 お互いが恋してる

 遠くに。

肖像画。

2004年12月19日 一部。
 あなたが想う人になりたいと思うし。
 あなたに想われるような人でありたいと思う。

猫。

2004年12月19日 一部。
 ねぇ
  見えなくてもいいから

 ねぇ
  届かなくていいから

 手に入らないものがすき。

 それに気付いたのは、
 きみに手が届いてから。

水加減。

2004年12月13日 一部。
 心に嘘をつかなくとも
 簡単に
 真意と違う言葉は吐けるの

時間。

2004年12月7日 一部。
 一生追いつくことのないと思っていた
 あなたの歳を
 こんなに簡単に追い越せるなんて、

せんせい、

2004年12月6日 一部。
 空の垣根を越えることが
 僕達にできるでしょうか。

目の前。

2004年12月4日 一部。
 欲があった
 ただ見ているだけなんて
 出来るはずもなかった

雨。

2004年12月4日 一部。
 たくさんの愛なんていらない
 たった一つの愛が欲しい

 あなたはいつも叫んでた。

求めて。

2004年12月3日 一部。
 自分じゃない言葉を吐くのは楽だった
 自分であるという言葉が欲しかった

失意。

2004年12月3日 一部。
 結局、自分はなんなのだろうと。
 身近な人が誰か居なくなるときがきたら、少しは分かるかもしれないと、
 冷たい水を浴びながら想う。

拳。

2004年12月3日 一部。
 三日もすれば忘れてしまうようなことに
 しがみついて

荷が下りる。

2004年12月2日 一部。
 嫌われただろうかと、考える時はいつも。
 痛いくらいの絶望と
 微かな安堵を味わった。

子供。

2004年12月2日 一部。
 恋を主張するしかなくて
 愛を叫ぶしかない

空気。

2004年12月2日 一部。
 見て欲しいとか
 好きになって欲しいとか
 愛して欲しいなんて
 そんなこと思わない。
 だから、私は駄目なんだろうと、何もないんだと知れる。

 其処になにがあるからじゃなくて、何もないんだ。

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