家路、延々。

2005年12月21日 呟き。
 あいにゆくと言ったけれど、
 あなたはいつまでも来なかったので、
 私は只々寂しいのです。

ホリデー。

2005年12月19日 呟き。
 好きを形にして、
 箱に詰め込もう。

瞬間。

2005年12月17日 呟き。
 空を掴んだ。

 気持ちばかりを、
 慮ったつもりはないのに、

 信じることなどしないから、
 どうぞ、愛を吐かないで。

柵。

2005年12月12日 呟き。
 なにがいけないというの。
 道徳とか、そんな目にも見えなくて不確かなものに
 どうして従わなければならないの。

一歩、遠く。

2005年12月9日 呟き。
 眼前に横たわる、記憶違いの人。

昔の呪。

2005年12月7日 呟き。
 好きよ。といわれたから、そうだね。と返した。

欲しいもの。

2005年12月6日 呟き。
 慣れというのは、いずれくるもので。
 一生、それが訪れなければいいと思うのは
 いけないことなのだろうか。

刺繍。

2005年12月3日 呟き。
 心に重たく圧し掛かる、貴方の言葉。

夜霧。

2005年12月2日 呟き。
 囁くように、
 嘆くように、
 手を止めないで、
 色を足して。

鉛。

2005年11月29日 呟き。
 泣きたくはなかった。
 こんな涙なんて流したくなかった。
 泣いて何が減るというの。

 やり場の無い気持ちの、
 衝動だけがどこかに消えて、
 置いてかれた想いだけが濃くなる。

骨に沁みる色。

2005年11月28日 呟き。
 白を塗り替えるための赤。

歯痒く、苦く。

2005年11月27日 呟き。
 痛みに耐えかねて吐く想いは、
 決して綺麗なものではないのでしょうね。

清く。

2005年11月26日 呟き。
 一番になりたかったわけじゃない。

祝詞。

2005年11月25日 呟き。
 今まで一度も、
 願ったことがなかったのに。
 一瞬頭を過ぎっただけなのに、
 あっさりと神は声を届けてしまうのか。

反射鏡。

2005年11月24日 呟き。
 叫んだ。
 届かない声でも、
 どこかにぶつかればいいと思った。
 反射して、消えてしまっても。
 染みがつけばいいと思った。

茶会の支度。

2005年11月23日 呟き。
 西日差し込む窓辺から、
 充分にあっためた掌を
 あなたを迎えるために伸ばす。

君に愛を。

2005年11月22日 呟き。
 喜びを感じよう。
 哀しみに感謝しよう。
 愛しさを噛みしめよう。

無心。

2005年11月21日 呟き。
 在るということより、
 無いということの方が難しい。

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