頭の良い人は好き。
頭が悪い人や弱い人が嫌いなわけじゃないけれど。
話を聞くだけで、傍から見てるだけで楽しいから好き。
想うことが出来るというのは、
実はとても幸せなことなんだろう。
珍しいことだ、と自分でさえ思うのだから、
他人には一体どう見えているのだろう。
苦笑と怒りの差はなんだろう。
神聖化でもしているのだろうか。
著しく停滞する脳と一緒に、
時間が止まるように生きる少女。
苦笑しか浮かばない程に。
反論する気も起きないくらい、強い意志を聞きたいのだろう。
そうすれば動く必要がなくなる。
夜の闇は明るいから、
重い、重い黒を塗れるだけ塗りたくって、
沈めるだけ沈める、深い闇を
誰か用意してくれないものか。
君の望むことをしよう。
浮かんだままに口に出して?
僕はその通りに行動するから。
だから、ねぇ。お願いだよ。
自分の醜い部分は嫌悪に値するけれど、
酷いであろう部分は笑ってしまうくらい好きなんだ。
いつも、いつも、恋する人は何か意見を持った人だった。
けれど、その内容は厭わないというのだから始末が悪い。
結局は、信じてくれてなかった。
信用されてるなんて、思ってなかったけど
悲しむのは自由でしょう?
文字があって
言葉があって
それをはめる枠がある。
一つ一つを色分けするように、
これはこうと、識別するんでしょう。
何も考えることなく、生きることができたなら。
それは、やっぱり不幸せだとは思うけれど。
幸せだと、そう思うから。
好きと言われても、
頭の中じゃ、全然別のことを考えていた。
信じていない、という話ではなくて。
信じる、信じないを考える以前の人だった。
人差し指が千切れても、
約束は違えないし、
誓いは消えない。
想いを口にしてくれる人が好きだ。
例えどんな大嘘吐きでも、紡いでくれる人が好きだった。
きっと、自分にないものに惹かれるのだろう、と。
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