白拍子。

2005年1月28日 日々。
 夢を見た。
 起きた瞬間に夢だと気づいた。
 白いような、薄い水色のような、灰色のような世界だった。
 朝靄が残っているみたいに、あの人ととても合っていた。
 そういえば、と、歯を磨いてるときに気づいた。
 あの人が出てくる夢は、初めて見たと。

白雪。

2005年1月27日 呟き。
 雨とか雪がが降ってきたら立ち止まる人とか。
 きっと、気になって。
 好きになるんだろうね。

 付き合うと。
 恋愛と。
 愛し合うことは。

 一緒にいたいと、話したいと逢いたいと思う人とだろう。
 好きな人がいて。好きになる人もいて、成立するもの。
 溝を固めてしまうこと。

「Gift」

2005年1月25日 歌思。
好きだよとたったひとことが言えたなら
暗闇さえ青空になるんだ

好きだよのひとことが言えるくらいなら
悲しみなんてこの世からなくなる

愛を知るために傷つくこと経験する
目に見えないけど 手に取れないけど
きっと うまくゆく la la la…

坂本真綾/Gift

虫。

2005年1月25日 呟き。
 何か、言葉をかけたいのだけど
 なんて、とか。
 どんな、とか。
 そんなことばかりしか浮かばないし、
 きみはいない。

あしあと。

2005年1月24日 一部。
 汚くて
 ぐちゃぐちゃだから、
 こんなんじゃ、好きになんてなってくれないでしょう?

フィルム。

2005年1月23日 一部。
 綺麗だといったあの人を
 また見れればいいと、それだけを願ったのに。

砂袋。

2005年1月22日 呟き。
 限りがあるというのなら、
 少しずつ少しずつ、この幸せを楽しんだっていいでしょう?

焚。

2005年1月21日 一部。
 今以上を望むことはいけないこと

 落ちていく雫に
 感慨を抱くなど、
 それは望んでいないでしょう。

無色。

2005年1月20日 呟き。
 酷薄な笑みを浮かべ、
 切り捨てることのできる人間になりたいと。
 特別なんて作らず、大切なんて抱きもせずに

素姓。

2005年1月19日 一部。
 嫌いだった。
 厭だった。
 どうしようもなくて。

コンパス。

2005年1月18日 呟き。
 地面から遠く離れた白、
 浮遊する感覚すらなく、
 地球と等しく自転して、
 歩くべき方向を知っている。

点。

2005年1月17日 呟き。
 距離がゼロの相手なんて居ない
 今現在の距離を測ろうと考えたこともないけれど、
 ちょうどいい、わけじゃないでしょうね。

 冬の気配がしなかったから
 雨の姿しか見えなかったから

礎。

2005年1月16日 日々。
 手が冷たくなっても、
 足が冷えてきて、腕まで寒さが来ても
 不思議と?寒い?とは思わなかった。
 軽く手を広げてゆっくりと歩いて、
 冷たい風にあたる。

頓挫。

2005年1月16日 呟き。
 会いたいのだけど、
 話したいのだけど、
 でも、なぜだか、こう、なんというか。
 出来ることが少なくて。
 少しずつ、少しずつ、耽っていくようで?

査定。

2005年1月16日 呟き。
 わたしが発した言葉は
 真意の何分の一だろう?
 伝え切れなかったもの、
 意図的に隠したもの。
 喋る言葉は、いつも途中までしかないような気さえする。
 それでもどうにか伝えようと足掻くのだけど、
 意味があるのかなんて分からないままに。

天上。

2005年1月15日 雨降りの日。
 覚束ない足元は、
 決して天気のせいではなくて、
 だから、今、ここで雨を止ませても仕方のないこと。

海色。

2005年1月15日 呟き。
 この先、あの人以上のものに出逢うとも思えない。
 今だって、あの人はわたしの隣に居るし、
 たとえ時がきて、居なくなってしまっても
 あの人に代わる者などないだろう。

< 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 >