想うことが出来るというのは、
実はとても幸せなことなんだろう。
珍しいことだ、と自分でさえ思うのだから、
他人には一体どう見えているのだろう。
先に何があるか分からないから恐れがある。
石橋を叩いて渡る、なんていうのがあるけれど、本当にそうしたいくらいだ。
行動を起こすということは、何かしらの変化があるということで。
自ら、そんな場所に足を踏み入れることもなかろうと。
『動』は恐ろしい。
けれど『静』も怖い。
『無』も『有』も結局は同じ。
苦笑と怒りの差はなんだろう。
神聖化でもしているのだろうか。
口の上手い人間に根っからの善人などいない、と思っていますが。
果たして「根っからの善人」自体居るのかどうか、という疑問が先にありますね。
失ったものは戻らないというのなら、
初めから、そんなものいらなかったと
馬鹿なことを繰り返し考える。
著しく停滞する脳と一緒に、
時間が止まるように生きる少女。
雨が降ったとようやっと気付くのは、
次の日、目が覚めてから。
覚醒を促すなど、無粋な真似はしないで。
できるなら、手向けの花一本でいい。
それで終焉を。
すべての物事を定義することができたなら、
なんと生き易い世の中になるでしょうね。
苦笑しか浮かばない程に。
反論する気も起きないくらい、強い意志を聞きたいのだろう。
そうすれば動く必要がなくなる。
夜の闇は明るいから、
重い、重い黒を塗れるだけ塗りたくって、
沈めるだけ沈める、深い闇を
誰か用意してくれないものか。
君の望むことをしよう。
浮かんだままに口に出して?
僕はその通りに行動するから。
だから、ねぇ。お願いだよ。
比例するようで比例しない。
すべてが秤事というわけではないのだ。
何かひとつを?運命?と定義付けるのならば、
他のすべての物事も、それと等しく?運命?となるだろう。
ひとつ、ひとつ
死んでいくように降り積もる
藍のセカイ。
自分の醜い部分は嫌悪に値するけれど、
酷いであろう部分は笑ってしまうくらい好きなんだ。
天使の証は銀の髪
赤い紅い死の天使
得物を選ばず、獲物を選ぶ
白き悪魔に、紅き死神
外の天気に、季節の移り。
すべて人づてに聞くだけで、
窓を覗きもしない自分を羨むあなた。
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