触れることさえ許されず、
 キミは檻の中。

溶解。

2005年6月28日 一部。
 恋にも愛にも未練が持てなかったの、

日日。

2005年6月27日 雨降りの日。
 口なんて、信じられたもんじゃない。

気風。

2005年6月26日 日々。
 陽は落ちているというのに、
 生暖かいジメジメとした空気が残る。

個人主義。

2005年6月25日 一部。
 好きってよく分からないけど、
 自分から話したいとか、会いたいって思うことじゃないの?

遮光。

2005年6月24日 呟き。
 視えることが少なかった。

 **

 ただ、それだけだったけれど。
 それだけと言うには少し、無責任だったかもしれない。

 締め切った窓からでも聴こえるくらい、
 大きな音で。
 誰も独りにはしてくれないと、少し、耽る。

 突然の訪問で、喜びより戸惑いのほうが大きかった。

無花果。

2005年6月21日 日々。
 努力はしている。
 少しでも、気に入らないことを受け入れられるようにと。

定理。

2005年6月20日 雨降りの日。
 易々と掻き消されてしまうくらい、
 弱々しい存在。

十色。

2005年6月17日 雨降りの日。
 微かな痛みを訴えるように、希薄なみちゆき。

相対性。

2005年6月16日 呟き。
 夢の中なら信じれた。
 いつかきっと、来てくれるって。

特徴。

2005年6月15日 雨降りの日。
 音がすき。

 振り返ることなく、
 きみの足跡は続く、
 少しずつ消えていく、

  壊れないように君を抱きしめた
  降り注ぐ金の糸 星屑の雨
  言葉だけじゃ全部伝えきれない事
  触れ合う事のその意味に
  初めて気付いた

 ルルティア/プライマリー

墜栗花。

2005年6月8日 日々。
 入梅間近。
 紫陽花ひらく。

 なかなか動かない頑固なキミと
 少しでも傍に居たくて
 虚空を視るキミの顔をボクは見つめる
 地べたに座り込んで
 月がでるのを待っている。

 何度目かの言葉は、思いの外痛くて。
 貴方にも、そう、思われているだろうとは思ってたけど、
 それでも、言葉にして言われると、世界に闇が落ちてきた。

ソカ。

2005年6月1日 雨降りの日。
 涙には、何の意味もないと知った。
 泣くことを誰が望むというの。

 あまり逢うことのない人に一日で何人もと遭遇すると、
 死期が近いのかと考える。
 そんな都合のいいことがあるはずもなく、馬鹿げたことだけれど
 はっきりとしない空模様は、私に答えを恵んではくれないから。

< 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 >