泣きたくて、泣きたくて仕様がなかったけど。
 ここで泣いてしまったら、
 この涙は、ただの自分のための涙になる気がして。
 どうしても、泣くわけにはいかないと意地をはった。

距離の安堵。

2005年10月28日 呟き。
 近くよりは遠く。

 逃げるといいながらも、
 走っては振り返り、走っては振り返り、
 キミを確認する自分がキライだった。

三日月の星。

2005年10月27日 呟き。
 優しさをちょうだい。
 ありったけ。

様相。

2005年10月26日 雨降りの日。
 好きを詰めることに、抵抗を感じた。

居候。

2005年10月26日 一部。
 好きとか、恋とか、愛だとか。
 それに当て嵌まるかは分からないけど、
 その人に対して、特別な感情を持っていて、
 それを自覚しているくせに、何か分かっていないから
 持て余し気味。

平穏。

2005年10月25日 過去。
 沈黙がすきな人。

気後れの間。

2005年10月24日 一部。
 人に優しく出来ないときは、
 誰とも会いたくないときで、
 私が一番醜いとき。

 袖を掴んでも、
 肝心の言葉が出てこない。
 なんでもないと、笑って袖を離すたび
 少しずつ距離ができる。

深きに潜む。

2005年10月22日 過去。
 あなたの楽天的な性格を恨むつもりはないけども、
 歯痒いとは、常に感じているの。

いくつもの扉。

2005年10月21日 一部。
 始まりが見つからなくて、
 躍起になって紐を解いた。

日常。

2005年10月20日 過去。
 傍に居てよ、ねぇ。
 愛し方教えて。

鳶色。

2005年10月19日 呟き。
 秋の雲。
 朝焼けの変わり目。

 恋しくて、恋しくて、たまらなかった。
 待ち遠しくて、待ち遠しくて、
 すぐにでも傍にいたかった。

 雨の中で泣いたら誤魔化せるだろうか、
 誰にも気付かれず、
 すすり泣く音も、涙も雨に消える。

泉の手。

2005年10月16日 雨降りの日。
 優しくて、暖かくて、
 その手のひらだけが、ただ光って見えた。

八百万。

2005年10月15日 雨降りの日。
 生きていくのに、必要のないもの。

死に場所。

2005年10月14日 一部。
 あの日のことはもう忘れようと誓った次の日。

知らぬ姿。

2005年10月13日 一部。
 結局、世界のすべてをいらないと言える君は、
 僕なんか、視界にも、思考のかけらにも入れず
 必要な、手にもてるだけのものを持って歩くのでしょう?

 それでも、片手だけ空けている君が、とても憎らしい。

 染め上げる色は橙。

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