狭い世界で生きたい。
 大海なんて知らなくていい。

倒れる雑草。

2005年7月19日 呟き。
 当然のように風が吹いたから。
 あなたがそのままに受け止めていたから。
 私にもできると、

 浅はかだった。

創案。

2005年7月18日 呟き。
 あまりにもゆっくりと過ぎるものだから、
 大事なことが抜けていた。

狭く、軽い。

2005年7月17日 呟き。
 綺麗な群青の空だった。
 すぐに闇が深くなって、それは一瞬だったけれど、
 不思議といつものような悲しみはなかった。
 だって、顔を変えた空はやっぱり綺麗だったし、

地殻変動。

2005年7月16日 一部。
 涙さえ、信じることがなくなったのはいつからだろう。

 心が塞ぐ、
 どうしようもない想いと共に。

 なにならいいの。
 いつならいいの。

 この悲しみが止まるのは。

 祈りたくなる、切な気持ちが込み上げてきて、
 視界が曇る、外をみた。

渇き。

2005年7月11日 雨降りの日。
 少しずつ溜まって、
 やっといっぱいになったのに、
 それはまた少しずつ減っていく。

心の隙間。

2005年7月10日 呟き。
 待っている間は酷く退屈で。
 けれど、蟻一匹潰すことさえ億劫で。

葉脈。

2005年7月9日 雨降りの日。
 微かな傷にも染みこんで、
 体中を侵す。

 度々思い出すわけじゃないけど、
 浮かんでくるんだから仕方ない。

 収まることのない、熱を押し込んで
 見えることのない対岸を見つめ、祈る。
 神になど祈りはしない。

 それで雲が晴れるなら、なんと簡単だろうか。

口を覆って。

2005年7月6日 一部。
 口づけを重ねることが出来なくなるとしても、
 言葉を無くしたかった。

愛しい人よ。

2005年7月5日 一部。
 意味も分からずにただ傍に居た。
 考えようとも思わなかったし、
 疑問にさえ浮かばなかった。

 染まってしまえばいいと。
 少しずつ沁み込んで、侵して、滴るくらいに。

 捨ててしまうことはできないから、
 雨で流れてしまえばいいと、想った。

混迷。

2005年7月1日 雨降りの日。
 雨が痛い。雨が痛い。
 空が泣くという。
 では雨は泣かないの。

禊。

2005年6月30日 雨降りの日。
 打って変わった空が憎らしい。

疾走。

2005年6月29日 雨降りの日。
 流れを止めることは誰にもできなくて、

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